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留学サポート係 べんたんのブログ

カランメソッド「英語が4倍早く学べる」を購入、検証してみた結果は?

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カランメソッドという「英語学習法」をご存知でしょうか?

 

英語が4倍早く学べるという謳い文句の学習法です。誰もが、4倍のスピードで英語が学べればいい思うので、やってみよう!となるのではないだろうか?

 

そして、実践して賢い方なら、このように気づくだろう。これは本質的に英会話を上達させるものではないと!私は、この「4倍早く英語が学べる」謳い文句自体が「聞き流すだけ~」と同じ部類の言葉。つまり、夢を抱く英語学習者に対する、冒涜。

 

本当に2倍や4倍で言葉を学べるのか?

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言葉というのは、2倍や4倍早く学べるものではない。何を基準にして4倍と言っているのかは早口でしゃべっているからというだけで、上記はデータでも何でもない。もはや、言ったもん勝ちの世界。このあたりは、鬼畜な語学業界のという感じがする。

 

■過去にカランメソッドを検討したからわかること

今から6年ぐらい前の話。私も人気メソッドである、カランメソッドを購入した。パラワン留学にも取り入れるかを検討したことがある。そして、導入しませんでした。私がなぜカランメソッドを導入しなかったか?今日は、カランメソッドが時間の無駄に終わる理由をまとめていきます。

 

カランメソッドとは

カランメソッドの特徴は、相手の質問に対して反射的に答える訓練を繰り返すというもの。さらに、先生はネイティブのスピードより早口で会話する。通常ネイティブは1分間に150~180単語を話す、カランメソッドでは1分間に200~230単語を話す。

 

カランメソッドにはテキストがあり、先生はそのテキストに沿って質問を次々に浴びせかけていく。(しかも早口で)そして、生徒さんも早口で回答することを求められる。

 

会話には人それぞれのスピードがあり、もともとゆっくり話す生徒さんに早口を強要しても効果はない。最悪の場合、それ自体にストレスを感じ、ギブアップしてしまう。

 

 

メソッドの例文は、こんな感じだ。

Is this a pen?

Yes,it is. This is a pen.

 

 

Is this a pen?

と質問されたときの回答は、本来の人間であればいろいろな回答方法がある。しかし、それらを全て無視して、1つの回答だけを強要する。

 

この質問に条件反射的に答えられるようになるのが目標だが、その答え自体もテキストに書かれている。レッスン中はテキストを見ずにすばやく答えることが求められる。「条件反射的に答える」ことを訓練する「習うより慣れろ」方式がカランメソッドなのだ。

 

なぜ英会話が上達しないのか?

生徒さんに1つの解答を強要する

カランメソッドは、先生が中心にクラスを進めるため、生徒が英語の話す時間は限られているし、そもそも生徒が英語で何を言いたいかを完全に無視する。

 

それ以上に、ある質問に対する答えは、一つしか認められない。

 

言語の形は一つではない。ある質問に対する正解は、複数あるにも関わらず、テキストの解答以外は、全て先生に直されてしまう。これは、生徒にとって言葉の使い方や、文法の応用、話し言葉を学ぶことに適していない。

 

 

例えば、

Is this a pen?

と質問されたときの回答は、いろいろな回答方法がある。しかし、それらを全て無視して、カランメソッドでは1つの回答だけを強要する。

 

先生の教えるスキルがいらない

カランメソッドは、「先生が中心」にクラスを進める。先生用のテキストがあり、使うべきスクリプトが用意されている。単に、テキストに従い、機械的に、想像力すら使わずに授業を進めるだけ良い。先生には教えるスキルが必要とされていない。

 

そして、先ほどお伝えしたように、生徒さんの回答も決まりきった1つの回答。その回答以外を認めない。だから先生は早口で質問を読んでいればいいだけだ。

 

もちろん、テキストを使ったレッスンは、役に立つ。しかし、カランメソッドを使って学べる英語は、本来の目的であるコミュニケーションを重視した英語ではない。

 

会話として成立しない

たとえば、最初のレッスンでは、英語上級者にも関わらず、ランダムな物(鉛筆、本、車)を指差し、「これは鉛筆ですか?いいえ?違います、これは車です」と言ったことを繰り返し言わされる。

 

このような、覚えた解答を機械的に言えるようにする訓練で、実際の会話はできるようにならない。実際の会話は、覚えた解答を条件反射的に言うのではなく、自分の頭で考え、相手の言うことに合わせて、自分で言葉を選ぶことが必要だ。

 

時代遅れな教え方。カランメソッドは1960年代にイギリスの英語学校の講師ロビン・カラン氏の英語教授法。もともとグループレッスンで生徒さんが多くいたので、一人一人の言いたい事を尊重せずに、反復練習を繰り返さすしか方法がなかった。早口でしゃべる事で、一人でも多くの生徒さんに喋られせたい意図があった。

 

実際の会話は、その瞬間瞬間で生きており、同じ質問だとしても、相手により、流れにより、状況により、変わってくるため、カランメソッドのように、一問一答で学ぶ英語は、そもそも会話ではなく、実生活は全く役に立たない。

 

では、どうすれば英会話が上達するのか?

英語を話せるようにするためには、とにかく話す機会をたくさん作ることが重要。話すと言うのは、覚えた英語を機械的に言うのではなく、自分の意見を英語で喋ることである。 

 

おまけ

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言葉の学習に魔法はない。好奇心を煽るような、英語を最短で、最速で学べると言った英語学習法には、注意をした方が良い。

 

上記の文章を読んで「そうだね!」と感じる方だけ本校をおススメします。